花粉の季節
せっかくの春を憂うつにしてしまう花粉症ですが、鼻炎・結膜炎のほかに
皮膚(主に顔面)に発疹を引き起こすこともあります。
患者さんの9割が女性で、まぶた、ほおなど顔に赤く腫れたような湿疹ができかゆみを伴います。
花粉の影響とは気づかず、悩まれる方も多いのですが、早めの治療でおさえることができます。
太陽の季節
春は急激に太陽の紫外線量が多くなる季節です。
紫外線が皮膚へ与える好ましくない影響はたくさんあります。
主なものをあげると
1)日焼け(やけどと同じような症状を起こすこともあります)
2)皮膚の老化をはやめ、しみ・しわ・たるみをつくる
3)皮膚がんの原因となる
4)日光(光線)過敏症による発疹
特に4)の光線過敏症は日光そのものへのアレルギーのほかに、
飲んだり塗ったりした薬や食べた食物と光を浴びたことが関連してトラブルを起こすこともあるので注意が必要です。
適切なサンスクリーン(日焼け止め)をぬることでこうした紫外線の影響から皮膚を守ることができます。お子さまにもぜひ塗ってあげてください。
サンスクリーンはいろいろなものが市販されています。
日常生活時にはSPF5PA+で十分といわれています。
海水浴や晴天下のスポーツ時にはSPF15~20PA+++,
光線過敏症の方はSPF15~20PA+++以上を目安にされるとよいでしょう。
基本は 「自分の肌にあったものを適量塗る」
「汗をかいたら塗りなおす」 と超シンプルです。
当院ではにきび肌のかた向け、敏感肌のかた向け、また肌にやさしいセラミドを配合したものなどををご紹介しています。ご相談ください。